最近ATOKを解約しました。
たしか2014年くらいからずっとATOKを使っていたのですが、もう僕のパソコンにATOKの姿はありません。
今はGoogle日本語入力を使っています。
ベーシックプランがなくなった
ATOKには月330円の「ベーシックプラン」と月660円の「プレミアムプラン」があって、僕は330円の方を使っていました。
一時は660円のプレミアムに入っていた時期もありました。プレミアムだと辞書などの文書作成時のサポートが充実していたり、スマホで上位のアプリが使えるアドバンテージがあったりします。
ただ、辞書などの機能を頻繁に使うということはなく、調べたいことは結局そのままネット検索してしまうし、スマホでの文字入力はATOKよりGoogleのGboardの方が音声入力が快適なので、プレミアムは必要ないと判断。330円の安い方のプランに変更しました。
元来遠慮がちな性格なので「プレミアム」などという豪華で贅沢なものには手が伸びにくいのです。黄金に輝くマハラジャみたいな服を着て「私はプレミアムでございます!」みたいなのに抵抗があるのです。
330円の普段着で使えるベーシックプランにして、「やっぱりこれが落ち着く」とATOKの快適さを享受していました。
ところが2026年2月から、ベーシックプランが廃止になり、プレミアムプラン660円のみになってしまいました。全員強制マハラジャスタイルです。毎月660円出してマハラジャになるかATOKを捨てるかの選択を迫られたわけです。
とはいえ、ただ廃止という話ではなく、大幅なアップデートでプレミアムをさらに強化、AIを導入して様々なスタイルの文章を生成できたりといった新機能も追加されました。
また、スマホアプリも音声入力ボタンがついてGoogleの音声入力が呼び出せるようになっていて、音声入力ができないという以前の弱点はなくなっていました。
新しいプレミアム使ってみたけど……
「まあ、高くなるけどその分便利になるなら……」といったんはマハラジャスタイルを受け入れました。
しかし、実際に使ってみても使い方がこれまでと特に変わることはありません。やっぱり何が追加されようが、ATOKでは文字を打つ以上のことをやろうとはあまり思わないものです。
「これを押せばAIサポート機能がつかえるよ」みたいなボタンも邪魔に感じるだけでした。だからといってAIを完全にオフにするとせっかくのプレミアムが無駄になってしまう。「AIが使えるからこその+330円じゃないか、使わなきゃもったいない」となってしまうのです。
だからといって使おうと思っても使いどころが特にないのです。いまこうやって文章を書いていても「よしAIだ!」とは一度もなっていません。
また、スマホの音声入力もATOKからだとGoogleの音声入力に切り替わる時間が生じるため、結局Gboardの方がスムーズ。
長文を書くならATOKだけど、スマホで長文は書かないから短文をサクッと入力できる方がよくて、音声入力も普通の入力もバランスよくできるGboardを使いたくなってしまうのです。
率直に言うと「やっぱり、いらないなあ」でした。
それなら無料のGoogle日本語入力にして660円をNotionAIの導入資金に充てようと思いました。
ちょうどNotionAIを導入しようという計画もあり、文章の校正などもそれでやってもらえばいいと考えたのです。NotionAIを導入するとしたら、ATOKのAIがあるとAI機能が被ってしまい、より無駄遣い感が増します。
なら、もうATOKをきっぱり捨てようと決意しました。そして、10年以上使い続けたATOKを解約するに至りました。
解約自体はわりとあっさりできました。「ねえ、なんで? 理由を言うまで絶対だめ!」「本当に、本当にいいの? これで最後だよ、本当にいいの?」みたいな他社でありがちなしつこい解約妨害みたいなこともなく「ご利用ありがとうございました。よかったら理由聞かせてください」くらいの穏やかな手続きのみで終わりました。そのあたりはジャストシステムらしい誠実さを感じました。
Google日本語入力vsATOK
ということで今はGoogle日本語入力にしています。
特に問題を感じることなく利用できています。さすがGoogleです。
それでも、やっぱりATOKの入力の方が強いです。変換精度はATOKの方が1枚も2枚も上です。
「これ、ATOKなら一発だろうな」と思うような場面に何度も出くわしています。
とは言え「じゃあ毎月660円払ってATOKに戻すか」と問われれば「いや、そこまでは思わない」となります。
「じゃあ330円のプランが復活したら?」と聞かれたら「それならATOKに戻る」と答えます。
いつかそんな日が来ることを願います。
やっぱり、できればATOK使いたいんですよね。
中井佑陽.com 