先日サーバーを引っ越しました。
引っ越しにはXServerの3年契約が切れるからという事情が絡んでいたわけですが、その時、サーバーを引っ越す以外の選択肢として「Wraptas」に乗り換えるというものがありました。
Wraptasとは?
WraptasはNotionでウェブサイトを作るためのサービスです。
Notionにはもともとページやコンテンツをウェブサイトとして公開できる機能が備わっているのですが、Wraptasはその見た目をすごくキレイに整えてくれるサービスと考えておけばいいと思います。
Notionで編集したページがそのままウェブサイトとして公開できる。もちろん独自ドメインも使えるし、広告を貼り付けて収益化にも使えます。
サーバーはNotionなので、レンタルサーバーを借りる必要もありません。Wraptasの月額料金980円のみで運営できます。
惹かれた理由
WordPressで記事を書くのって、結構ハードル高いんですよ。心理的に、とても遠いところにあるようなイメージなのです。
記事を少し修正するだけでも、はるばるWordPressに移動して、必要ならログインして、編集画面に入って、修正して、プレビューで確認して、公開して……と、腰が重い……。
一方、Notionに記事を書くのはハードルが低いというより、全くハードルがないのです。
段差が全くないので、すり足小僧でも安心です。

いつも通りNotionをいじるだけなので、管理が超簡単。管理しているという意識すら持たずに、記事の更新や修正ができてしまう!
Wraptasなら自分の家のような安心感に包まれながら、やりたい放題やれる!
これは生産性の大幅な向上が見込めると思い、本気で検討しました。
……しかし、結論を言うと、やっぱりやめました。
やめた理由
テンプレートのカスタマイズがキツそう。
WordPressは細かくカスタマイズする機能(ウィジェットとか、拡張プラグインとか)いろいろ便利な機能が揃っています。
WraptasはおそらくWordPressほど多彩な機能は揃っていないと考えられます。Notionベースゆえの制約もありそうです。
それが記事を量産するにはいいとも取れますが、サイトを運営する理由として自己表現という側面もあるので、表現の幅は広いほうがいい。
テンプレートをチェックしましたが、見た目は綺麗ではあるものの、ウェブサイトとしてメインで使っていくには表現の幅がどうしても狭くなってしまいます。
また、テンプレートをそのまま使うというのも、個性のないサイトに見えてしまうので、ある程度カスタマイズが必要になりそうで、それにも勉強が必要になるでしょう。それもしんどそうだと思いました。

例えばこの画像のようなフッターを作るのも、Wraptasだとかなり苦戦しそうです。タグクラウドとかNotionでどうやって作ればいいんだろうと、悩んでしまいます。
Wraptasの導入事例のサイトを見ると、非常に綺麗に作られていますが、ここまで見た目を整えるとなると、WordPressサイトと同じくらいかそれ以上に労力はかかると思われます。
サーバーを引っ越す方が安い
元々XServer(月990円)で運営していたので、Wraptas(980円)にしても値段は変わりませんが、スターレンタルサーバー(253円)にすると大幅に安くなるので、それを考えると料金的にはサーバー引っ越しのほうが安かったのです。
理由としてはこれが一番大きいかも……。
今のサイトを一気に引っ越すのが難しい
引っ越すとなると、記事をすべて移す必要があります。
今まで書いた記事を、エクスポート&インポートツールみたいなもので一気に引っ越しできるならいいのですが、それができなそうなので、一つずつ手作業になりそうでした。それもしんどいです。
Wraptasを見て今の良さを知る
「雨降って地固まる」みたいなもので、Wraptasを検討することで、WordPressで運営している今の状態がいかに恵まれていたか知ることになりました。
検討すればするほど、この中井佑陽.comがいかに素晴らしいカスタマイズが施されているか思い知ることになりました。
これだけの工夫や細かい気遣いをWraptasで改めてやろうと思ったら、一体どれほどの時間と労力が必要になることか。
そして、ここまでカスタマイズして作り込んだ過去の俺、本当に頑張ったんだなと涙が流れるくらい嬉しかったです。
WP Sync for NotionでWordPressとNotionを連携しよう
実はWordPressとNotionを連携する方法があります。
WP Sync for NotionというWordPressのプラグインです。
Notionに記事の下書きを置いておけば、WordPressでそのまま取り込めるという便利なプラグイン。

この記事の下書きもNotionで書いています。
Wraptasほどではないかもしれませんが、Notionで記事が書けるのでハードルが大幅に下がります。膝下くらいの高さになります。

Notionで気軽に下書きを書き、WordPressで仕上げるみたいなワークフローが作れます。それだけでもだいぶ楽です。
家にいるようなNotionの安心感と、人に見られるものを作るのだというWordPressの緊張感と、両方あったほうがいい仕事ができそうな気がするので、むしろこれだと思いました。
このプラグイン本当にありがたい。これがなかったらWraptasにしていたかもしれません。
これから始める人ならWraptasもあり
これから自分のサイトを持ちたい人で、いつもNotionを使っている人ならWraptasを使うのもありかなと思います。記事の管理などがNotionだけで完了できるのは、他と比べて大幅に楽だと思います。
でも、すでにWordPressをやっている人でWraptasが気になったという人がいれば、僕がじっくり乗り換えを検討した結果、やめたほうがいいとアドバイスしておきます。作り直すのは相当大変だと思うので……。
あと、やっぱりWordPressはいいです。すごいです。強いです。無料でこれだけの機能が使えるんですから。
僕みたいにNotionが好きで四六時中いじっているなら「WP Sync for Notion」で連携できますからWraptasほどじゃないにしても、ハードルを下げることはできます。その方が乗り換えるよりはずっと楽だと思います。
それと安めのサーバーを選べば、料金もWordPressの方が安いです。その点はこれから始める人もよく考えてほしいところ。
Wraptasの方が管理が楽だと思います。でもWordPressの方が自由度が高くて、やりたいことに柔軟に対応できる可能性が高いです。WordPressなら簡単にできることが、Wraptasでやろうとすると方法を探るのにWordPress以上に時間がかかってしまうかもしれません。その意味ではWordPressの方が間違いないでしょう。
僕はWordPressを選びました。だって月253円でいけるんだもん。
中井佑陽.com 
