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道を渡るのが苦手

道を横切って渡るのが苦手です。

僕は車に乗らないので、基本的には常に歩行者です。

道を渡ろうとしているタイミングで車が来ると緊張が走ります。

道を渡る素振りをしたせいで、車が止まってしまうかもしれないからです。

僕が道を渡ろうと思ったとき、車がそのまま通り過ぎれば、僕は1秒程度待てば、その後で道を渡ることができます。

しかし、その車が僕を渡すために停車した場合、僕はきちんと止まるのを3秒くらい待って、しっかり止まったのを確認してから渡ることになり、さらに道を渡り終えるまで6秒くらいかかるわけです。

そうなると待ち時間を考えた場合、車を先にさっと通して、その後で僕が渡るほうが、待ち時間は短いわけです。

車がそのまま通り過ぎる場合

車が待つ時間 0秒 + 僕が待つ時間 1秒

車が停まる場合

車が待つ時間 9秒くらい + 僕が待つ時間 3秒くらい

そう考えると、歩行者を横切らせるために、車が停まることはお互いにあまりメリットがないわけです。

なので、道を渡りたいとき、車にはあまり止まらないでほしいなと思うのですが、僕が渡りたそうな素振りを見せると、止まってしまう可能性があるわけです。

だから、渡りたくても立ち止まって待ちの姿勢を見せないように、いったん別方向に歩いて、「渡る気はさらさらありません」アピールをして車が通り過ぎるようにしているのです。

でも、これをやるたびに、このことのスマートじゃなさ、馬鹿馬鹿しさ、正々堂々としていられない惨めさみたいなものを感じざるを得なくて、なんか苦手だなあって気持ちになるのです。

横断歩道使おうと思わない

そんなわけで、道に横断歩道があっても、あまり使おうと思わないのです。

横断歩道は普通に道を渡るときよりも車を止めてしまうからです。

自分一人のために多くの車を止めてしまうことに罪悪感もあるし。自分がちょっと待つだけで済むならその方が世の中全体の幸福度が上がるような気がしてしまうのです。

一方で、自分が車を運転する側だとしたら、別に歩行者のために止まることは構わないとも思うので、何が正解なのかよくわからなくなります。

何にしても人が道を渡るのか、車が止まるのか、意思をはっきりさせないと、譲り合ったりして、行くの? 行かないの? じゃあこっちから行くよ、え? そっちも? あああ……ジャンガジャンガジャンガジャンガ……となってしまい、お互いに時間を大きく無駄にすることになるので、それが最悪なのです。

あんな気持ちにはもう二度となりたくないですね。

交差点の横断歩道でも遠慮しちゃう

実は、交差点の横断歩道も渡れないことがあります。

例えば以下のような状況です。

僕は、図の右下から歩いてきて、左上の方に行きたいとします。

そのためには、2回横断歩道を渡る必要があります。

図のAのルートとBのルートですね。

普通なら信号が青の方を先に渡り、渡ったあと、もう一つが青になるのを待つわけですが、渡ろうとしている横断歩道に向けて曲がろうとしている車がいると、なんか僕が渡るせいでその通行を妨げるのが申し訳ない気になって2段階で信号待ちをすることになってしまうのです。下の図のような状況になると、Aを諦めてBを選んでしまうのです。

これは、自分のそうしたいという気持ちなので、仕方ないかと諦めてます。自分のせいで人を待たせたくない。ドライバーさんに少しでも、気持ちよく過ごしてほしいという感覚なので、それほど合理的でスマートな選択ではないと思いつつも、そうしてしまいがちです。

そんな風に、スマートに生きられない自分が昔は嫌でしたが、最近はそういう自分に対しても「まあ、俺ってそういうヤツだし、仕方ないな」と思って許せるようになりました。

僕のおかげで、早く道を曲がることができたドライバーさん達が、その分気持ちよく移動ができて、幸せになってくれるなら、そして、その輪が広がってくれたら、その方が断然、素晴らしいことですから。