『飾りじゃないのよ涙は』の出だしのようなタイトルになりましたが、タイトルの通り、僕はコーラを飲んだことがありません。
炭酸飲めない
厳密には一口二口なら試しに飲んだことはあると思いますが、一缶、一本、一杯、一升などを飲み干したことは一度もありません。
というのは、炭酸飲料が苦手だからです。炭酸飲料というのは口の中を痛めつけたい人用の飲み物なのだと思います。変態が飲むやつです。
なので、コーラに限らず、サイダーやファンタなども飲んだことがありません。
大人になって、多少炭酸も飲めるようになりましたが、それでもあまり積極的には飲みません。飲むとしたら、しかめ面で我慢しながら飲むという感じです。
コーラなど、体にいいわけでもないので、わざわざ我慢して飲む必要もないと思い、一度も購入することなく今日まで生きているという次第です。
刺激物が苦手
「炭酸飲料が苦手」を自己分析するなら、肌感覚が敏感なのでしょう。きっと口の中もナイーブなのです。
中学の時、床屋さんで襟足を剃ってもらったとき、僕が吐息を漏らし、あえぎ声をあげながらくすぐったがるので不思議がられました。普通の中学生男子はくすぐったくないようなのです。
僕はのちに、自分が、小さな刺激でも強く感じてしまう HSPと呼ばれる人種であることを知りました。
襟足がくすぐったくて身もだえてしまうのも、すぐ泣いてしまうのも、そういうことなのだと、合点がいきました。
そういう人種にとって、刺激の強いものは全体的に「苦」なのです。
音楽だと、静かなクラシックなどは好きですが、 デスメタルとか工事現場の音の効果音CDは聴きません。映画も、コメディや人情ものはいいのですが、激しい爆発などが多いハリウッドのアクション映画などは、疲れるのであまり出たくありません。
炭酸飲料程度の刺激でさえ不愉快に感じてしまうくらいそうなのです。これは、そういう体質なので仕方ないやつです。
バカにするなよ
勇気というのが、今の刺激に満足できなくなった人が、より強い刺激を求めてとる行動のことを言うなら、弱い刺激でも十分満足しているHSPは、強い刺激を求める行動をとらないため、臆病に思われがちです。その臆病ぶりをバカにされがちです。
なんで深く強く感じられる側の人間が、鈍い人間に馬鹿にされなきゃいけないんだと、納得いかない気持ちになります。
HSPを代表して言わせてもらいたいです。人にはそれぞれ性質の違いがありますから、自分の勝手な尺度で人をバカにするものではありませんよ。コーラが好きな変態のくせに。
PS:HSPにもコーラが好きな人はいっぱいいると思います。誤解しないでくださいね。