スマートフォンの通信量の値下げ競争が白熱した2021年、0円から使えるプランを打ち出し、さらに、1年間無料キャンペーンを行い、日本中に衝撃を与えた楽天モバイル。
品質において、他社に劣るとの噂がありましたが、大手三社が幅を利かせるモバイル事業に、「まったく無茶しやがって……」てと言いたくなるやり方で果敢に挑む楽天モバイルを応援しようじゃないかということで、僕も楽天モバイルを使い始めました。「中井佑陽の楽天モバイル応援キャンペーン」です。これからの楽天モバイル発展こそが、日本のモバイル通信の世界を面白くすると信じて、ユーザーとしてお金を払い、それを支えることにしたのです。
まあ、僕は家のWi-Fiでほとんどの通信をまかなえるので、ひょっとしたら、1GB(ギガ)も使わない月が多くて、楽天モバイルを支えるためのお金は残念ながらほとんど支払えないのですが、まあ、そういうプランしかないというのだから仕方ない……。
それから1年が経ち、無料期間が終わった頃、1GBまで0円プランがなくなることが楽天モバイルから発表されました。
時を同じくして、ちょうど僕の中で「中井佑陽の楽天モバイル応援キャンペーン」の期間が終了しました。一方的に終了してしまい申し訳ない限りです……。
そして、乗り換えを考え始めました。
乗り換え先は日本通信
楽天モバイルからの乗り換えを決めた理由は、0円撤廃だけではありません。以前住んでいた場所ではバリバリ電波が入っていたのに、引っ越しをしてから、楽天モバイルの電波が入りにくく、低速になってしまったのです。設備によって地域に差が出てしまうのでしょう。こればかりは仕方ありません。
ということで、乗り換えを急ぐ必要がありました。
白羽の矢が立ったのが、日本通信の「合理的シンプル290プラン」です。
このプランは1GBまでの利用料金が驚くほど安いのです。
いくらだと思いますか? なんと290円です。
290円ということは、0円みたいなものです。1ヶ月290円など、あっても無くてもさほど気にならない額ですから。
しかもこのプランの強さは1GBを超えてしまった場合も、1GB毎に220円の追加料金でオーケーというところにあります。1GBから2GBの範囲なら510円なのです。
楽天モバイルの0円からの旧プランの場合でも、1GBをうっかり超えてしまった場合、約1000円の支払いが発生します。1GBをほんの少し超えてしまっただけでも、1000円の料金が発生してしまいます。しかし日本通信なら510円ですむため、リスクは大幅に減ります。もっと使ったとしても、3GBまでは730円。うっかり3GBを超えてしまっても4GBまでなら950円です(楽天モバイルだと税込み2178円になります)。
何が言いたいかというと、仮に楽天モバイルが0円プランを継続していたとしても、日本通信の290円プランは乗り換えを検討するに値する安さであるということです。ましてや楽天モバイルの0円のプランがなくなった今、乗り換え先としてかなりおすすめです。
さて、日本通信SIMの肝心の通信・通話の品質はどうでしょう? ドコモ回線を利用しているので普通に使えるものと考えています。はっきりとしたことは言えないので、通信速度などこだわりがある人は、口コミなど調べてみてください。
使う場所などによって違うので、何の参考にもならないと思いますが、僕の自宅でのスピードテストでは下り7MBくらいでした。僕としてはそんなもんで十分です。
これまでの乗り換え遍歴
余談ですが、これまでの僕のスマートフォンの会社遍歴は……。
日本通信bモバイル→DMMモバイル→OCNモバイルONE→楽天モバイル→日本通信SIM
ということで、日本通信は2回目です。出戻りですね。
まとめ
日本通信の「合理的シンプル290プラン」は毎月1GB前後、多くても4GBまでに収まりそうな人にとって、最安クラスで利用できる音声通話付きSIMです。自宅にも職場にもWi-Fiがあって、モバイル回線はそんなに使わないという人には最適だと思います。
楽天モバイルを使っていた時は「0円より安い物なんてない。仮に1GBを超えてしまっても3GBまで1000円なら十分安い」と思って、他を探そうとも思っていませんでした。
「0円やめます」という楽天ショックがなかったら、知ることもなかったであろう、日本通信SIM。「楽天が0円やめるっていうから、仕方なく渋々」ではなく「1GB超える月もあることを考えると、むしろ安くなってるかも」という、前向きな乗り換えができたのでよかったです。
日本通信のサイトから申し込むと、初期手数料3300円かかります。Amazonでスターターパックを3000円程度で買えば手数料がかからず300円くらい安くなるようですので、一応紹介しておきます(僕はサイトから申し込みました)。Amazon以外で見ると、3300円以上のものもあるようですが、それを買うとむしろ損な可能性が高いので特別な事情がない限りAmazonで3000円程度のものを買うことをおすすめします。