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僕の人生を変えた本 5選

引っ越しを機に、本を処分することに……。

新居に持ち込む荷物を少しでも減らしたかったので、大半を処分しました。20箱近い段ボールで1500冊くらい、買取業者に送りました。

本を箱詰めしながら「ずいぶんたくさんの本を読んできたなあ」と、読んでいたときの気持ちが蘇ってきました。誰かに語りたいくらい大切な本もたくさんありました。

ということで、今回は「僕の人生を変えた本」と題して、僕の人生に最も強い影響を与えた本を5冊ほど紹介したいと思います。

人生を変える一番シンプルな方法

「僕の人生を変えた本」で、いきなり直球のタイトルですが、もし、これまで読んできた本の中で、ナンバー1を挙げろと言われたらこれです。人生でナンバー1。そのくらいすごいです。

『人生を変える一番シンプルな方法』というタイトルを見て「本を売るためにそんな大げさなタイトルつけてるんだな、出版業界も大変だなあ」って最初は思ったんです。ところが読んだら嘘じゃなかった。誇大広告でもなんでもなく、本当に「人生を変える一番シンプルな方法」でした。

そのシンプルな方法というのが「セドナメソッド」というものです。

「セドナメソッド」がどのくらい知られているのかよくわからないんですが、鬼殺隊の柱にセドナメソッドの使い手などが出てくることもないので、認知度はそれほど高くないかなという認識です。

セドナメソッドが扱うのは、人の欲求や感情です。

多くの人は、感情に流され、気分に流され、間違った選択をしながら暮らします。でも、考えてみてください、もし自分の気分や感情をコントロールできて、一時の感情に流されることなく、最善を選んで行動できたなら、どれだけの奇跡を起こせることか……。

「人は感情を抱くけれど、感情は自分自身ではない。だから、感情は手放すことができる」というのが、セドナメソッドの基本的な考え方です。自分の感情を客観視して、感情に囚われそうな自分に気づき、手放すということを頭の中で行うのがセドナメソッドのやり方です。

脳を欲求や感情に支配されず、自分自身の支配者になる技術がセドナメソッドです。

得られる効果として近いものは瞑想だと思います。瞑想も自分の頭で起きていることを客観視するものだからです。でも、セドナメソッドは瞑想よりもずっと簡単です。瞑想も人気ですが、セドナメソッドもそれに負けない力があると思います。両方覚えるとより効果的でしょう。

ただ、この本、文章はやや硬めだし、読書慣れしていない人が読んでもピンとこない可能性はあるのかなという気はします。「ちょっと難しいな」と思って、そのまま頭を素通りしてしまうかもしれません。

僕はこの本に出会うまでに、心理学の本、人の潜在意識を取り扱う自己啓発の本や、メンタルトレーニングの本などを山のように読んできました。セドナメソッドは、それらの知識に矛盾しない上に、理にかなった超簡単な実践方法にまで落とし込んでいるので、読んだときすぐに「かなってる! 理に!」と凄さが一発でわかって、感動したんです。

でも、潜在意識についての予備知識がない人がいきなり読んだときに、それだけの感動が得られるのかは疑問です。だから、もし読んでピンとこなかった場合は「今はよくわからないけど、あとになって良さがわかるかも」くらいに留めて、いろいろな本を読んで勉強を続けることをおすすめします。いい人生を送るための方法とか、成功法則とかを学べば学ぶほどセドナメソッドの「単純だけど効果的」な、その良さがわかるはずです。

あと、僕はセドナメソッドをこの本で学びましたが、24時間ずっと意識しているということはなく、大抵の場合、忘れて生活しています。それでも、これを知っているというだけで心に余裕が生まれています。その余裕だけでも「人生が変わった」と言い切れます。そういう本です。

そんなバカな!

ドーキンスの「利己的遺伝子」説によって人生観が変わった人は大勢いることでしょう。僕もそうです。

そのドーキンスの説を、一般の人にもとっつきやすく、わかりやすく、面白く紹介してくれているのがこの本です。学生時代に読みましたが、衝撃でした。

利己的遺伝子説……人も動物も含めた我々生物が自分の子孫を残そうとしてると思われがちだけど、その因果は逆で、自分のコピーを増やそうとする性質をもつ遺伝子が、その性質の通り働いた結果、生物は今のような姿になっていると見た方がうまく説明がつく。主役は遺伝子、我々はその乗り物に過ぎないというものです。

このものの見方のおかげで、僕の頭の中は急速に進化しました。それも、それまでとは見える世界がまるで変わってしまうほどの変化でした。

特に、遺伝子を持つ生物としての人間を考え、人間とは何かを理解する上で大いに役立ちました。

当時僕は、人づきあいで悩んでいましたから、なぜ人とつきあうのがこんなに苦しいのかを考える際、大きなヒントになりました。

人は、人との関わりの中で感情が揺さぶられることが多くあるはずです。それはなぜなのか。人間もまた生物であるということを理解すると、感情がどこから来たのかということが見えてきます。感情は正しいことを教えてくれる絶対的存在ではなく、適者生存の中で育まれた仕組みに過ぎません。

生きるため、自己保存のため、遺伝子に仕組まれたものが感情なのだと、感情を生物・生命の仕組みとして、客観的に見ることができるようになったのです。

例えば、僕は人が怖いと思っていました。「人とは仲良くしなさい」「誰とでも仲良くしなさい」と教えられ、それができない自分を否定して生きてきました。克服すべきものだと思っていました。

けれど、人に対する恐怖の感情も遺伝子にもたらされた仕組みなんだと思うと、「じゃあしょうがないじゃん」という開き直りが生まれました。

感じちゃうものはしょうがない……。人が怖いと感じる自分を許せるようになりました。「怖ければ人と距離を取って生きてもいい」「ひとりで生きてもいい」と思えるようになって、とても楽になりました。

「感情の客観視」は、先に紹介した「セドナメソッド」とも深く関わってきます。幸不幸を決めているのは感情であることを思うと、その部分への理解が深まることは、人生の幸福度を大きく左右すると言えます。

「セドナメソッド」の本とあわせて、出会えてよかったと思える本です。

減らす技術

先ほどの2冊は心の面で人生を変えた本ですが、次は仕事面で大きな影響のあった本を紹介します。

まず『減らす技術』。

情報過多の現代においていかにストレスを減らすか、その技術が書かれている本です。

基本的にはタイトルの通り「減らしましょう」ということが書かれています。一度にあれこれ手を出さず、大切なことにだけ集中しましょうというわけです。

僕は、いつも膨大な量の物事を考えているため、とりとめのない考えで頭の中がごちゃごちゃになるタイプの人間ですが、この本のおかげで、頭の中のごちゃつきからくるストレスが大幅に減りました。

僕もこうしてブログを書いたり、本を書いたりしてますが、そういう仕事の管理は基本的にこの本の考え方をベースにしています。

同時にたくさんのプロジェクトを進行させない。メインプロジェクトとサブプロジェクトに分けて、メインプロジェクトは1つだけ、サブプロジェクトは2つまでといったことは常に意識しています。

「仕組み」仕事術

こちらも、仕事面で役立った本。

泉正人さんの『「仕組み」仕事術』です。「仕組み化」について詳しく学べる本です。

厳密には、僕が読んだのは、同じ著者の一昔前の『「仕組み」整理術』という本だったと思います。でも、僕が読んだ時期と比べてスマホ等がものすごく進歩したので『「仕組み」整理術』だとちょっと内容が古いかもしれません。

ということで「最新」と書かれているものを紹介します。おそらく、新しい本になっても、使うツールが変わるだけで、伝えている本質的な内容は同じでしょう。

「仕組み化」は、簡単に言うと自分の中にマニュアルを作ったり、プログラムを組むような感じです。

例えば、「洗剤がなくなったから買いにいかなきゃ!」「給料日だけど、料金の振り込みしたっけ?」と、その都度行き当たりばったりでやっていると「ああ、買うの忘れた!」「二重に振り込んでしまった」などと振り回されてしまいます。

そこで「洗剤は常にストックを一つ置いておき、そのストックを開封したら次のストックを一つ買っておく」「給料日にやることのチェックリストを作っておき、給料日になったらそのリストがリマインダーで届くようにセットする」などのルールや仕組みを作っておくのです。

ストックを一つ置くと決めておくと、ストックを開けて使い切るまでに次を買えばいいので、時間的なゆとりができます。リマインダーを使えば、覚えておかなくて済むので、思う存分忘れることができて、頭と心に余裕ができます。ストレスが減ります。

他に「何を着ていくか迷わないように服の着回しパターンを決めておく」とか、「スーパーで買う食材と、それを使った献立のローテーションを決めておく」という「仕組み化」もあります。迷いがちなことをあらかじめ決めておくわけです。

すると些細なことに迷って意思の力を消耗しなくて済むようになり、自分のやりたいことや大事なことに、エネルギーや時間をじっくり注ぎ込むことができるようになるというわけです。

「仕組み化」ができるかどうかで、人生に大きな差がつくと確信してします。この本と出会い「仕組み化」ができる人生になれてよかったと心から思います。

僕の場合、「朝メニュー」という朝起きてからやることのチェックリストや「給料日メニュー」という給料日にやることのチェックリストを作っています。

「朝メニュー」については以下の記事で詳しく紹介していますが、その基本的な考え方はこの本で学んだことに基づいています。

Dynalist日報を作ろう Notion日報を作ろう

木を植えた男

最後は絵本です。

人生に悩んで、貪るように本を読んでいた時期、大学の図書館で「たまには絵本でも読んでみよう」となんとなく、たまたま手に取ったのがこれでした。

ものすごく感動しました。

でも、この本の良さを伝えることはとても難しいです。僕のように、事前情報を知らずに読んでもらうのが一番感動できると思うから……。

あらすじを書いてネタバレになって、感動を薄れさせるようなことをしたくないんです。

だから、とにかく読んでくれとしか言えないのです。30分くらいで読めるから……。

そして「このストーリーにはこんな意味がある」とか「こんな読み方ができる」とか「こんな教訓が得られる」などと論じることはとても野暮で失礼なことのように感じます。そのくらい完成された、美しいストーリーです。ただ読んだまま、そのまま受け止めればいいのだと思います。

でも、一つだけ……。僕とこのストーリーとは、相性が特別よかったのだと思います。

「木を植えた男」と呼ばれているのはブフィエさんというおじいさん。犬と一緒に山奥で暮らして、毎日どんぐりを拾ってきてはそれを植える生活をしている……。その生活が、当時孤独のただ中にいた僕の心とよくシンクロしたのです。

僕が人とうまく付き合えず孤独なことにも意味があるように感じました。

「木を植えた男」マインドは確実に僕の心に根を張っています。

あとがき

僕の人生を変えた本5冊を紹介しました。

僕の人生を変えた本ですから、読んだらあなたの人生も変わるかもしれません。

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