さて、僕中井佑陽にとって11月といえば、いつもとは違うルールで過ごす「キャンプ」の期間です。
今年も11月に入ってすぐ、以下のような感じでキャンプを実施しました。事後報告になりますが、活動記録としてまとめておきます。
なお、ゲームの雰囲気を伝えるため、このページではプレイ画像を使わせていただきます。著作権ガイドラインの範囲内だと思います。このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
(C) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
今回はドラクエⅪキャンプ
ということで、ドラクエⅪをこの3週間ずっとやっていました。それも、一回目のワクチンを打ってから二回目を打つまでという期間を決めて……。もしクリアしてなくても、ワクチン二回目を打ったら強制終了というルールにしました。
まずはワクチンを打つところからスタート。だいぶ涼しくなってきたので、腕が出しやすい格好が難しい。「全身タイツ上にスキューバダイビングのウェットスーツとかだと、怒られるんだろうな。裸にコートが無難かな」などと考えつつ、普通に打ってもらいました。注射自体は痛くなくて拍子抜けしました。
ワクチン打つと、打ってない方の腕も痛い気がするのは僕だけかな?
新型コロナのワクチンを打った中井佑陽は、その副反応で別の世界の「ユウヒ」という若者に転生してしまう。何やら、「ユウヒ」は勇者としての宿命を背負って生まれてきたらしいのだが……。二回目のワクチンを打ったとき、中井佑陽の転生は解除され、「ユウヒ」の世界に行くことはできなくなってしまう。果たして、中井佑陽は「ユウヒ」として生きることができる三週間のうちに勇者としての使命を果たすことはできるのか?
ドラゴンクエストⅪについて
ドラクエⅪが発売されたのは2017年。やりたい気持ちはあったものの、ブログや本の執筆など「自分の仕事」で忙しく、なかなかできずにいました。
最初はニンテンドー3DS版でやろうかと思ったのですが、どうせやるなら、「従来のドラクエ」という感の強いDS版より、新しい体験のできそうな最近の3D表現を使ったPS4かSwitchバージョンでやりたいと思い直しました。
それから去年、『ドラゴンクエストⅪ S』がSteamや、Windowsで出ました。これならゲーム機本体を買わなくても、パソコンでできます。あとは時間さえ作れれば……。
本当なら「自分の仕事」をもっと増やすべきで、ゲームをやっている場合ではないという気持ちを持ちながらも、数ヶ月前から11月のキャンプにドラクエができるように時間を調整して、ようやく11月の秋季キャンプで集中的にドラクエⅪをプレイすることが叶ったのです。
Steam版の『ドラゴンクエストⅪ過ぎ去りし時を求めてS』を購入しプレイしました。
ゲーム自体しばらくやっていなくて、3DグラフィックのRPGなんて、PS2でFF12を途中で断念して以来なので、15年ぶりくらいです。
やってみた感想
結果、3Dを選んで、大正解。冒険する世界が、とにかく絶景。水の表現も綺麗。地面やら岩肌やらもリアルで、本当にその世界にいるような気持ちになります。
とにかく作り込みがすごくて、巻き起こる出来事の一つ一つが、自分のことのように感じられます。
ただし、慣れるまでは3D酔いがひどくて、ゲームのせいなのか、ワクチンの副反応なのか、その両方なのかわからない吐き気を感じ、頻繁に休憩を挟みながらやってました。
ドラクエⅪで、いろんな体験ができました(ギャラリー)
とにかく楽しかったです。最近のゲームをあまりやっていなかったので、どれもが新鮮な体験でした。写真をたくさん撮りました。
クリアまで100時間かかった
与えられたプレイ期間は3週間。
事前情報では60時間くらいでクリアできるというので、一日3時間くらいやれば3週間で終わると思っていたのですが、実際にやってみたらものすごいボリュームで、なんとかクリアはできたものの、100時間かかりました。後半、プレイ時間を増やしてどうにか終わらせました。
昼はドラクエ、夜はアルバイトでもう体はくたくたでした。
それにしても、普通にプレイして60時間くらいで終わる人もいる一方で、100時間かかる僕のような人もいる。この差ってなんなんだろうなと思わずにいられません。人間性の違いが出ますね。
ちなみに僕はレベル上げは一切しないスタイルです。特別やりこむようなこともしません。モンスターとの戦闘もなるべく避けます。ただ、町の人とは全員と話します。アイテムもできるだけ取るようにします。いろいろなことをじっくり味わうようにはしています。攻略サイトなどは一切見ませんでした。
特別レベル上げをしなくても、クエストをこなしたりしていると自然とレベルが上がるので、結局一度も全滅することなく最後まで行きました。そういう意味で、ゲームとしての難度はやさしいと思いました。
「過ぎ去りし時を求め」ない
プレイ中ずっと気になっていたサブタイトルの、「過ぎ去りし時を求めて」の意味。終盤になっても「過ぎ去りし時を求める」ような内容が出てこないんです。
実は、ドラクエⅪはクリアした後も続きます。むしろ、たくさんの謎を残したまま終わるので、そこからまた新章がスタートする感じですらあります。ネタバレになるので詳しくは言いませんが、クリア後、ようやくサブタイトル「過ぎ去りし時を求めて」に関係するような決断を迫られます。「求める」選択をすれば、新しいイベントが始まる感じです。僕の答えは「過ぎ去りし時は求めない」です。
僕はクリアまで、冒険の書を一つしか作っていません。失敗した時に備えて念のため別のセーブデータを残すということは一切しませんでした。それはズルだと思うからです。うまくいってもいかなくても、どんな運命になっても、それが自分の行動や決断が生んだことだと、受け止めるという覚悟で最初からプレイしていたのです。その僕にとって、「過ぎ去りし時を求める」ことはそのズルをやってるみたいで抵抗があるんです。
「こんなことがあるなんて」と予想外のことが起きて、後悔しまくっても、そこから再び立ち直ろうと頑張ったことだって、なかったことにしたくないくらい大事なんです。だから、僕の冒険はここで終わりです。
ただ、せっかくなので、「ifの世界」として、用意されたクリア後のイベントを見てみたい気持ちもあります。
それをやるとまた膨大な時間がかかることでしょう。今はそんな時間的な余裕がありません。向こう三年は予定がぎっしりなので、やらないつもりです。
それでも、今から3年後、もしまだこの続きが気になっていたら、また時間を作ってクリア後発生するイベントの続きをやってみようと思います。