noteで『三刀流修行~中井佑陽インタビュー~』を連載中

WordPressで作ったこのブログの立ち上げ費用(AmebaOwndでもよかったかな)

自分や仕事の宣伝やアピールのために、メインとなるウェブサイトが欲しいとずっと思っていました。その念願叶い、この「中井佑陽.com」をどうにかこうにか立ち上げました。

今回は、このサイトを立ち上げるまでを振り返りつつ、参考までに、どのくらいお金がかかったかをお話しします。

というのも、予想以上にかかったのです(わーい)。

そもそも自分のサイトを持つって、お金かかるんですか? なんて方にもわかるように書いてみようと思います。

無料ブログから、独自ドメインのブログへ

これまで、ずっとGoogleのBloggerという無料ブログでコツコツ記事を書いていたのですが(『ナカイユウヒの世界展』というブログです)、いくら書いても、アクセスは全く伸びません。

記事の書き方とか、質とか量とか、友達がいないとか原因はいろいろあるのですが、そもそもBloggerという環境がアクセスを集めるのには不利なことがわかってきました。

これでは、僕が今後仕事をしていく上でなんの宣伝もできませんし、才能が埋もれます。

それと、「note」「Twitter」などいろいろ利用するサービスが増えてきたし、これからも増えるかもしれないので、どれだけ増えても「自分のホームはここ」という場所を作りたいという気持ちもありました。そういう場所のことを「オウンドメディア」と言うのだそうです。

SNSが乱立している今の時代、オウンドメディアがあるのは強みになります。同じ名前の人がいたら、きっと「オウンドメディアがあるほう」と呼ばれて区別されるようになるでしょう(例:「オウンドメディアがある方の田中さん」と「オウンドメディアがなくて下半身が馬で弓を持っている方の田中さん」で区別されるなど)。

僕としては、オウンドメディアがあると、口で自己紹介するのが面倒なとき、代わりに見せれば済むから便利だと思っています。

そこで、独自ドメインで、オウンドメディアとなるようなブログを作ることを目指すことにしました。

独自ドメインでブログを運営するメリット

まず「独自ドメインって?」「独自ドメインのブログは何がいいの?」 というところを少しお話しします。

独自ドメインとは?

BloggerだとURLは「https://nakaiyuhi.blogspot.jp/」なので、「blogspot.jp」がドメインになります。これは(僕にとって)独自じゃないドメインです。

一方、このサイトのドメインは「nakaiyuhi.com」なのですが、このように、「.com」「.net」「.jp」の前の部分で自分独自の名称を名乗れるのが独自ドメインです。

ドメインは、そのURLの一番大事な、核みたいなものです。「どメイン」ということです。「nakaiyuhi.blogspot.jp」の場合、「blogspot.jp」がメインで、その中の「『nakaiyuhi』というコンテンツ」みたいな認識になります。

独自ドメインにはどんなメリットが?

まず気分がいい

「nakaiyuhi.com」だから「twitter.com」「google.com」などと同じ立場です。

独自ドメインがあると、インターネットの世界で一国一城の主になれるわけです。

アクセスされやすくなる

独自ドメインだと、URLが短くなって覚えやすいから、というのもあるんですが、それ以上に、検索エンジンに評価されやすくなります。

もちろん、たくさん記事を書いたりして、きちんと運営するならという条件付きですが……。

いい記事をたくさん書いて、人気が出てくると、検索エンジンはそのドメインを評価してくれるようになります。「nakaiyuhi.com」が評価されるようになると、同じような記事なら、どこの馬の骨ともわからない人が書いた記事より、実績のある「nakaiyuhi.com」さんの記事を優先しようみたいなことを検索エンジンが考えて上位に表示してくれるようです。

そうやって検索サイトに表示されやすいドメインにしていくことを「ドメインを育てる」と呼ぶのだそうです。

Googleアドセンスが使える

Googleアドセンスとは、サイトに広告を貼ることで、広告収入を得られるようになる仕組みのことです。

Googleアドセンスの申し込みには独自ドメインのサイトが必要です。(前は、独自ドメインがなくても取れたんですけどね……)

ちなみに、僕がやってきたBloggerのブログも、アドセンスを利用していて、アクセスは毎日一桁だけど、積み重なって、年間のドメイン代くらいの収益にはなりつつあります。

ずっと使える・サービスに縛られない

無料ブログなどの場合、サービス終了なんてことになる可能性もあるよなんて、よく言われています。

まあ、無料ブログのサービス終了より、自分のやる気の終了の方が可能性が高い気がするので、僕はそんなに気にしてませんけど。

独自ドメインなら、乗り換えや引っ越しで利用するサービスが変わっても、同じドメインのまま運営できます。「育った」ドメインなら、なおさら使い続けたいものです。

WordPressでブログを作ろう

そんなこんなで、独自ドメインでのブログ運営を決めた僕は、そのために何が必要か調べました。

独自ドメインでブログをやる方法はいろいろあります。

無料ブログサービスでも独自ドメインが使えるものがあります。例えば、「ライブドアブログ」なら、独自ドメインの使用も無料でできます。他のブログサービスも有料で独自ドメインが使えたりします。

が、最も一般的なのは、ブログサービスを利用せず、WordPressでブログを作るやり方です。

WordPressというのは、簡単に言うと、ブログとか、ウェブサイトを作って運営するためのソフトです。無料で使えます。

いろいろ調べた結果、最も間違いない選択がWordPressであるというところに行き着きました。

WordPressでサイトを運営するのに必要なものは「独自ドメイン」「サーバー」「サイトそのもの(内容・コンテンツ)」の3つです。

この3つを揃えるのに、いくらかお金もかかってきます。

独自ドメイン

独自ドメインは1年ごとに利用料を支払います。多くは1000円ちょっとです。「.jp」だと2000円ちょっとです。

余談ですが、「.com」か「.jp」かで悩みました。「.jp」ってなんかかっこいいし!

でも字面で見たとき「.jp」は窮屈そうで「.com」のほうがゆったりしているので、こちらにしました。

比較的安かったので、「エックスドメイン」というドメイン屋さんで取得しました。

サーバー

サーバーというのは、サイトのデータや情報を置いておくところです。ネットユーザーはそこにアクセスして、サイトを見るわけです。

サーバーは自分で用意するとなると難しいので、レンタルするのが一般的です。

レンタルサーバーのサービスを調べました。

貧乏だし、友達もいないので、月額2~300円くらいのやつにしようと、はじめは思っていました。

しかし、サーバーというのは一度決めると、変えるのが結構面倒なものらしく、アクセスが急に伸びたとき、あわてて引っ越ししようと思うとキツいという話を聞きました。

ほら、このブログって、どうせアクセスが急に伸びるじゃないですか?

なので、はじめから、ちょっといいやつにしておいた方がいいという先輩ブロガーの皆さんのアドバイスを信じることにしました。

「ロリポップ」の月500円くらいのやつと「エックスサーバー」の月1000円くらいのやつが評判がよかったので、どちらかにしようと思いましたが、値は張るけど、より表示が早くて、来訪者にストレスを与えることがより少ないという「エックスサーバー」を選びました

そのくらい、「いいサイトにしたい」という僕の気持ちが強かったということです。

人脈がなく、有名でもなく、アクセスの見込みがない僕が、いきなりエックスサーバーというのは勇気のいる決断でした。

エックスサーバーを選んだせいで餓死したら……。食べるものが底をつき、財布も空っぽ。あのときロリポップを選んでいれば……。

そんな想像をしてみましたが、「いや、そんなことにはならなそうだぞ……」ということで、エックスサーバーに決めました。

LINEをやる必要がないくらい人との関わりがないくせにエックスサーバー。明らかにキャパが過剰です。ライブを企画して、家族くらいしか見に来ないのに、武道館を押さえたような感じです。

WordPressテーマ「SANGO」を購入

サーバーと、独自ドメインを入手したので、あとはWordPressでサイトを作ることに……。

WordPressには「テーマ」というものがあります。見た目などにおいて、どんなサイトを作るかという部分を、いい感じにプロデュースしてくれる。それが「テーマ」です。

その「テーマ」を導入すれば、あとは文章を書いたり、画像を貼り付けたりするだけで、自分のサイトが簡単にできあがります(いや、文章や画像を作るのが難しいんですけど……)。

WordPressを使い始めたら、テーマを選ぶのが最初の仕事です。

最初は「Simplicity」という無料のテーマで作りかけていたのですが、ひょんなことから「SANGO」というテーマの存在を知りました。

「なんだこれ! すごくキレイ! こんな環境でブログが書けるなら『スラムダンク』で最後の桜木のシュートが外れても、僕は構わない!」とさえ思うほど魅了されました。

「SANGO」は見た目がキレイなだけではなく、とにかく「軽い」というのがウリなのだそうです。「軽い」というのは「軽率」ということではなく、データが軽い、表示速度が速いという意味です。

「SANGO」は有料のテーマでしたが、その感動もあって、思い切って、買いました。

このサイトの見た目がキレイだと感じた方もいるかもしれませんが、それは僕の力ではありません。90%はSANGOのおかげです。

値段は1万円(税抜き)。これから値上げの予定もあるとか……。僕はもう買ってしまったので、どんどん値段が上がればいいと思っています。

で、結局いくらかかったのか

「.com」代……1年契約 約1200円

レンタルサーバー(初期費用と年間料金)……約15000円

「SANGO」代…… 10800円


合計 約27000円

ドメインとサーバーは使い続ける限り、お金がかかります。なのでこれから、毎年サーバー代とドメイン代がかかります。

ドメイン代は大したことないですけど、サーバーは毎年1万円以上かかります。

だから、ほんと、頑張ります。

AmebaOwndでもよかったかな

僕の選ばなかった道ですが、AmebaOwnd(アメーバオウンド)というサービスがあります。その名の通り、Amebaが提供するオウンドメディアが作れるサービス。


参考
AmebaOwnd

いかにも「ブログ」という感じのものより、それこそ「オウンドメディア」としてのサイトを希望していた僕としては気になるものでした。

おそらく、WordPressよりずっと簡単にサイトが作れます。ブログもできます。サーバーはAmebaのものが使えるので用意する必要はなく、独自ドメインも無料で設定できます。

独自ドメインには先に述べたようなメリットがあるので、ケチらずに取得するとしても、それ以外は無料でできます。かかるのはドメイン代だけ。ただし「Powered by Ownd」みたいな広告が少し入るようです。

安くて、手軽。迷ったんですが、結局、WordPressにしました。

WordPressでやるにしても、ドメイン代と、月200円~300円のサーバー代だけで済むと思っていたし、有料テーマを購入する予定もなかったからです。

でも、結果、WordPressは立ち上げにそこそこ時間とお金がかかりました。

僕みたいに「オウンドメディアが欲しい、自分の仕事の宣伝がしたい」くらいの動機なら、AmebaOwndでもよかったのかも、と思わなくもありません。

もちろん、後悔はしてません。ちょっと勉強も必要だけど、その分自由度が高いのがWordPress。本格的にやるなら、WordPressの方がいいです。

AmebaOwndは使ってないので、おすすめかどうかはわかりませんが、これから自分のサイトを持ちたいという人は、検討する価値はあるかと。

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