毎度おなじみ、毎年2月に行っている春季キャンプ。何かテーマを決めて、そこを徹底的に強化していこうという個人企画です。
2025年の春季キャンプのテーマは「お金」。
NISA、iDeCo、仮想通貨、暗号資産……。気になるけど、お金に疎い僕には、うっすらとしか知らない謎ワード達。
このままでは一生知らないまま……。「佑陽さん、NISAやってなかったんですか? みんなやって億単位の資産持ってますけど、佑陽さんは……あ、50円ですか、なんかすんません」
それも面白いかもしれませんが……とにかく、学んでみることにしました。

達成条件に書いてあるように、レポートを書いてこのキャンプは完結となります。この記事がそのレポートです。
レポートは【学ぶ】→【考える】→【行動する】の3段階でまとめてみました。
【はじめに】なぜお金をテーマに選んだのか?
時間を得るにはお金が必要
なぜ、今回お金をテーマにしたのか。まず、僕は長いことアルバイト生活をしています。フリーターです。
「就職氷河期世代で、就職できなかったんでしょ?」と思われそうですが、そもそも就職活動をしたことがありません。確かに氷河期世代ですが、就職できなかったわけではありません。しようともしてこなかったのです。
就職活動さえしていれば、僕もリーマンブラザーズなどの一流企業に就職して、リッチな生活をしていたかもしれませんが、そうしなかったのです。
そのあたりの経緯は個人的な理由が複雑に絡んでいるのですが、「夢を追いかけてフリーターをやっている」というわかりやすい一般モデルがあたらずも遠からずなので、そう理解してもらって大丈夫です。
夢を追いかけるには時間が必要です。でも、この物価高の荒廃した世界において、アルバイトだけで生活費を稼ぐとなると、それなりに長い時間働く必要が出てきます。
9時から5時のフルタイムで週5で働いて、休日に疲れた身体を休めて、もう1日の休日でようやく自分の夢のための勉強ができるくらいの生活です。なかなか前に進めないもどかしさ。「時間が足りない」というのが、ここ最近、ここ15年くらいの僕の悩みであり、「自分の時間を増やしたい」というのが、僕の一番の目標でした。
自分の時間とお金をしっかり管理して、少しでも時間を有効に使えるようにということは、これまで散々やってきました。アルバイトの合間を縫って書き物をしたり、勉強をしたりしてきました。
今年に入ってからは、いまいちど出費の整理をして、サブスクもたくさん解約して、アルバイトを減らしました。週5で働いていたけれど、隔週で週4にして、月の休みを2日増やしました。ただでさえ少ない収入をさらに削ることになりましたが、収入を削ってでも時間が欲しいのです。そのくらい切実に自分の時間がほしい。そのためには、アルバイト以外の方法で得るお金が必要です。
僕はアルバイトなので、収入が少しでも増えれば、それを時間に変換することが簡単です。正社員だと「今、お金余ってるから休みます」というわけにはいきませんが、アルバイトならそれができます。そのためにアルバイトの立場を貫いているわけです。
これまでも、本を出してみたり、このサイトに広告を出して収益化を試してみたり、収入を増やす道も模索してきました。でも、あまり成果はあがっていません。もう少しお金を稼ぐことを考えないと、時間不足でやりたいことができないまま終わってしまいかねません。
「やりたいことさえできれば、お金はいらない」というのが基本姿勢でしたが、やりたいことのためには時間が必要で、そのためにお金が必要。結論として、今の自分に必要なのは「お金」ということに気付いたというか、本気で向き合う必要性を強く感じました。

他の理由
他にも、以前から、NISA、iDeCoなどが気になっていて機会があれば調べて、必要ならやってみたいなあくらいに思っていました。
さらに、僕は現在「三刀流計画」という一大プロジェクトの最中です。10年くらいかかると思われる大型プロジェクトです。
2021年から2023年が「三刀流計画第1章 三刀流修行」だったのですが、2024年からは「三刀流計画第2章 血塗られたLAVIE」に移行しました。この「血塗られたLAVIE」はお金を稼ぎ出すことが達成条件なのですが、2024年の1年間では達成への糸口が掴めませんでした。もう少し貪欲にお金の稼ぎ方を学んだ方がいいなと感じました。そういう個人企画との兼ね合いもあります。
以上が、今回「お金キャンプ」を開催することにした経緯です。
では、実際キャンプで僕がやったことを見ていきましょう
【学ぶ】YouTubeでお金のことを学んでみた
YouTubeに『フェルミ漫画大学』という、本の内容をマンガで紹介してくれるチャンネルがあるのですが、その中のお金に関するプレイリストをひたすら見ることにしました。
お金持ちになる方法を、多くの本の著者達が教えてくれています。
100本以上の動画を見ましたが、みんなだいたい同じことを言ってるなあと感じます。「いいからインデックスファンドに投資しろ」とか……。これだけの人が言っているんだから、まあそうなんだろうなと信憑性も増します。
その多くの人が口を揃えて言っていることを以下にまとめていきます。僕の意見ではなく学んだことのまとめです。
お金に対するメンタリティ・マインドセット
まずは、マインドセット。
お金を悪いものと考えていると、お金は入ってきません。
お金が好きだ、お金は素晴らしい、お金を使うほど幸せが増える。そういうポジティブなイメージを持つことが大事で、そういう人にお金は集まります。
お金は喜んで使うことが大切。ただし、浪費はダメ。あとになって罪悪感や後悔を感じるなら浪費。心から喜べるものにお金を使いましょう。
また、お金は使って素敵な暮らしを実現したり、夢を叶えるためにあるのだから、お金を貯めることや資産を増やすことばかりを目的にしないことも大事です。
固定費を見直して出費を減らす
お金持ちになるためには、収入を増やそうとする前にまず支出を減らすことが大事で、そのためには無駄な支出、特に固定費を見直しましょう。
高いスマホ料金、いらないサブスク、保険など削れるところは削っていきましょう。
副業で稼ぐ
支出を見直したら、副業で収入を増やしましょう。
特に、寝ている間も働いてくれる資産になるようなストック型の副業にするのがおすすめで、そういう副業は例えば、ブログやYouTubeなどがあります。
稼いだお金を投資
そして、稼いで余ったお金は、数ヶ月分生活できるだけの貯金を残して、全部投資に回しましょう。
投資は、インデックスファンドと呼ばれる、リスクを分散した金融商品を買う「インデックス投資」をしましょう。
好景気不景気の波はあれど、長い目で見れば、この先も世界経済は成長を続ける見込みなので、インデックス投資をしておけば、よほどのことが無い限り、お金は増えるものと考えられます。
株価が上がったり下がったりしても、売らず、毎月積み立て続けることが肝です。ほったらかしでも大丈夫。
毎月積み立てることで、複利の力が働き、将来は相当な額に増えていることでしょう。これであなたもお金持ち!
と、大体こんな流れです。これらの話が平均的にわかりやすくまとまっている感じのこの動画をとりあえずおすすめしておきます。
【考える】学んでみて、思ったこと、考えたこと
以上がお金持ちになるための流れです。これらを学んで、何を考えたのかまとめていきます。
お金にポジティブなイメージを持とう!
まず、お金に対するマインドセット。時間の必要性を感じて、お金を稼ぎたいと考えたというのは前述の通りです。
見栄や贅沢のためにお金が欲しいわけではありません。ほぼアルバイトの給料だけで生活していますが、その給料で十分満足に暮らしていますし、将来の不安もありません。お金がなくても、死にはしないだろうと思っているからです。そういうマインドは、すでにできていました。
お金とはどういうものか、みたいな経済学の基礎みたいなことも過去に勉強していますので、お金の本質みたいなものは掴めていると思うし、偏見もないと思います。
収入の大きさではなく、収支のバランスとか、満足の基準をどこに置くかというような、お金とのつきあい方が重要なのですが、そういうことはすでにできている部分でした。動画を見ながら「はいはい。それは、もう、わかってますよ」と思いながら見られるところでした。
でも、「これは僕にはなかったなあ」と思ったのが、お金持ちは「お金がとにかく欲しい、あればあるだけ欲しい、お金が大好きだ」という気持ちを持っているというところでした。
今までの僕は「お金はあるならあった方がいいけど、自分が普通に暮らせるだけあればいい、そんなにたくさんはいらない」くらいの考えでした。そういう考えだと、知らず知らずにお金を遠ざけるような行動をとってしまう(メンタルブロックというそうです)。だから、お金持ちになるには「本気でお金を欲しい、たくさん欲しい」と思った方がいい、そういう人にお金は回ってくるというのは新しい学びでした。
「お金欲しい欲しい」と言っていると謙虚さのない人間に見えてなんか嫌だなあと、お金に対して遠慮がちに生きてきました。お金は悪いものではないし、もっと「ヘイ、パス!」と、積極的にもらいに行っていいのだと思いました。
あと、楽に稼ごうとか、儲かりさえすればいいみたいな自分勝手な方法だと稼げないようにできていて、人を幸せにすること、役に立つことを意識しないと稼ぐのは難しいよみたいな話も聞きました。
お金に汚い人も世の中にはいますが、そういう人は実際にはそんなに稼げないのだそうです。そういう人達をみて「お金って嫌だなあ」と思っていたところもありますが、世の中は思っていた以上に健全にできているようです。

固定費の見直し
固定費などの見直しも、過去に散々やっていて、ほぼ、これ以上削れないところまで削っていますので、これも大丈夫でしょう。
辛い節約をすることもなく、ちゃんと満足度の高い生活を送れています。
自分への投資をしよう
動画では、自分への投資が大事と言ってる人も多かったです。自分への投資というのは、僕の場合まさに、アルバイトを減らして時間を得ることになります。
これについては、新しい仕組みを作ることにしました。詳しくは後述します。
この『中井佑陽.com』も副業として始めたわけではありませんが、収益を得るための努力をもっとしていこうと思いました。
どうやらNISAはやった方がいい
今回のキャンプのメインは、NISAやiDeCoをやるかどうかということでした。キャンプでもやらない限り、ずっとやるきっかけがないままダラダラ時間が過ぎていくことが予想できたからです。
そもそもNISA、iDeCoとは何か、どういう仕組みなのか、そういうことを勉強するところからのスタートでした。
結論として、NISAはやった方がいいです。リスクもありますが、メリットの方が大きくて、やらない方がリスクとさえ言えるくらいです。
iDeCoはの方は、もう少し余裕がある人向けというか、NISA優先で、もし余裕ができたらやったらいいくらいのものだと思いました。今の収入でやるのは足かせになるので、今は見送ります。収入が増えたら改めて考えます。
【行動する】決めたこと、やったこと
さて、学んだこと考えたことを紹介してきましたが、それらをふまえて、僕がどうすることにしたのかを最後にまとめます。
今回のキャンプの総決算です。
お金持ちになると決めた
動画で学んだ結果、多くのお金持ちが「お金持ちになるのは簡単」と言ってました。
なんだ、簡単なのか。じゃあ、俺もお金持ちになろう。
ということで、お金持ちになることに決めました。
いままで、なれたらなろうくらいに思っていましたが、なります。
築きます。富を。成します。財を。
『中井佑陽.com』を最優先で強化する
キャンプ前、今年はマンガを描くことを目標に動いていました。描きたいマンガがあるのです。
でも、それをあとまわしにして、『中井佑陽.com』のクラフトを優先することにしました。
現状、マンガを描くより、そちらの方が稼げる可能性が高いからです。
一番やりたいのはマンガなので、後ろ髪をひかれますが、まずは先に『中井佑陽.com』を収益化可能な資産に育てていこうと思います。
NISAを始めた
さっそく証券会社に口座を作り、NISAを開始しました。
毎月積み立てるつもりです。
NISAに回すお金があるなら、自己投資に回したい気持ちもありますが、世の中、何がどう転ぶかわかりません。少しずつでも、定期預金代わりにNISAに積み立てておけば、それが助けになるかもしれません。
だから、NISAを何のためにやるのかと言えば、「いざという時のため」と言っておきます。「老後のため」などという消極的な考えではありませんが、まあ、結果的に老後資金になる可能性は高いと思っています。
NISAに関しては、また別の記事にまとめてみようと思います。
自己投資基金の設立
証券口座と同時に、投資用の銀行口座を作りました。その口座内に、自己投資基金という枠を作ることにしました。
自己投資基金にお金が5万円貯まったら、次の月はバイトを週3にします。
アルバイト1日あたり8000円もらえると仮定して、5万円あれば6日分くらいはアルバイトを休んでも平気です。6日休むとちょうど週3くらいになるというわけです。
そうして得られた時間を『中井佑陽.com』の執筆などに充て、さらなる収益を目指します。
最終的に、ブログや本などからの不労所得で生活できる「フローニンゲン」になろうと思っています。
寄付をしよう(宝くじを買おう)
NISAでの投資は長期的にやっていくため、それなりに手堅いもので、短期的な利益は期待できません。ずっと寝かせておくものです。でも、今すぐ使えるお金も欲しいという本音もあります。
株取引で、たくさんの利益を出している人もいるとなると、どうせNISAをやるなら成長枠とかで、短期的にもっと稼げればいいのにという欲も出てきます。
短い期間で売り買いをして大きな利益を得るのは、投資ではなく投機というそうですが、つみたて投資のグラフを見て、なかなか増えないことにやきもきして、そういうこともやりたくなりそうです。
だからといって、高配当を狙って、慣れない株に手を出しても失敗する可能性が高い上に、勉強などに時間を取られてしまいます。時間のためにお金が欲しいので、それだとあまり意味がありません。
そこで、目を付けたのが宝くじです。宝くじなら、あまり時間はかかりません。毎月600円だけ宝くじを買うことにしました。ナンバーズみたいな軽めのやつです。
もちろん、本気で賞金を当てようとは思っていません。どうせ当たりません。「株で儲けよう」などという変な気を起こさないようにするための、自戒の目的です。
「俺は、株とかをやらない代わりに、宝くじを買っている」
宝くじを買っているという事実が、そのことを思い出させてくれるでしょう。
もし当たったら、当選金は自己投資基金に入ります。当たらなくても、宝くじの売上金は公共事業などに使われるので、寄付ができたことになり、「僕は寄付をしています」という顔ができます。どちらにしてもプラスです。
おわりに
以上が、2025年、春季キャンプのレポートでした。
僕も、将来お金持ちになることになりました。
これまで、お金に興味がなく、本気で稼ごうとしなかったため「稼げない人」と思われていたわけですが、これから本気でお金を稼ぎに行くので、ようやく「稼げないじゃなくて、稼がなかっただけ」であることが証明できると思います。
なにせ、お金持ちになるのは簡単なんだそうですから、どうせ、僕にもできます。