最近、新しいデスクトップパソコンを買いました。8年ぶりの買い替えです。8年前と同じ価格帯のパソコンなんですが、性能を示すベンチマークという数値は、8年前に買ったものと比べておよそ4倍。
8年の間に、4倍もの性能のパソコンが買えるようになっていたのです。
以前から僕は、基本的にパソコンとかスマホとか家電の類は、将来の自分を考えず、今の自分に合わせて買うべきだという考えを持っています。今回のパソコンの買い替えで、改めてその考えの正しさを実感しました。
今の自分に合わせて、無駄のないものを買うと余計な出費が減る
当然かもしれませんが、パソコンや家電などは、性能のいいものや、色々な機能がついているものほど値段が高くなります。
性能の比較表を見比べて、より良いものが欲しくなる気持ちは分かりますが、今自分が必要としている機能は何なのか考えて、今の自分にとっていらないものがついているものは除外して、必要最低限の機能のものをなるべく安い値段で買うようにしたほうがいいです。
この時「いや、今はこの機能いらないけど、将来使うようになるかもしれないし……」という考えが頭をよぎるかもしれませんが、それは無視します。「将来絶対使うと分かっている」なら構いませんが「将来使うかもしれない」程度ならやめておくべきです。その機能が付いていないものがもっと安く手に入るのなら、そちらにした方がいいでしょう。
将来、必要になった頃には、もっと性能は上がった機種が出ている
なぜ、将来を考えず、今に合わせて買うべきなのか、理由を説明します。
「将来使うようになるかもしれない」からと、すぐには使わない機能がついたものを買ったとしても、しばらくはその機能を使わず、必要な機能だけを使うことになります。その期間は、無駄な機能がついた製品を使っていることになります。
そして、その無駄な機能が必要になる日がくる保証はありません。「将来使うかも」の将来は来ないかもしれません。その場合、無駄な機能は一生無駄のままです。
仮に、その将来が来たとします。その将来が来た頃には、時代が進んでいて、より高性能のものが、より安く手に入るようになっている可能性が高いのです。買い換えるなら、そのタイミングで買った方が安くていい物が買えるのです。
買い換えが必要になるとモチベーションになる
家電は今に合わせて、最低限の機能のものをなるべく安く買っておく。そうすれば、安く買えた分、買い換えるときの資金を残せます。いざ新しい機能の付いた物が必要になったとき、その機種に買い換えやすくなります。あらかじめ、買い換えることを視野に入れて買うのです。
逆に、将来を見越して、高く無駄の多いものを買ってしまうと、その将来が来たときには自分が持っている物が古めかしく魅力のないものに見えてきます。新しいものが欲しくなっているのに、無駄にいい物を買ってしまったために、買い換えるのも難しいという事態になるのです。
自分の買ったものの力不足を感じるほど、「早く買い換えたいぜ」という気持ちがモチベーションになります。仕事を頑張ろう、節約しよう、貯金しようと思えます。「新しいスマホを買うためにも頑張ろう」と、やる気に満ちた状態で仕事ができれば、そうでない場合より幸せだと思います。
必要最低限の、身の丈に合った物を買うということは、同時にモチベーションも買えるので、とてもお買い得なのです。