noteで『三刀流修行~中井佑陽インタビュー~』を連載中

Lenovo Yoga Tab 13は結果的にコスパ最高のタブレット

になるだろう。というだろう運転で『Lenovo Yoga Tab 13』を購入しました。

前回の記事で、タブレットのフタが外れたので、新しいタブレットを探しているということや、スマホは安物でもいいけど、タブレットにはハイスペックを求めているということを書きました。

2021年タブレット選び難航(iPad一強時代は終わりそうだが……)

そこで買ったのがこのYoga Tab 13です。

注 置いてあるペンはセットではありません

Snapdragon870搭載。今(2021年10月)現在、国内で販売されている最高・最強スペックのAndroidタブレットです。

Snapdragonの800番台といえば、冒険の後半に出てくる『竜の隠れ家』みたいな遺跡や洞窟にいるような強力なドラゴンたちですが、その中でも870から上のSnapdragonは、特に神のように畏怖される「エンシェントドラゴン」と呼ばれるドラゴンに類します(※僕の妄想です)。

Snapdragon870というハイスペックとはいえ、ちょっと変わった形の変わり種タブレット。

なぜ、数あるタブレットの中からこれを選んだのかといえば、「これが一番間違いない」「結果的にコスパが一番いい」と感じたからです。

今日は、そんなYoga Tab 13を熱く語りたい……。

スナドラ870は気になるけど……

「いや、ちょっと待て、このタブレットは7~8万円するじゃないか。その価格帯でコスパがいいってことはないだろと」思うでしょう。

しかも画面は13インチ、重さも800g以上。タブレットとしては大きすぎる。それで間違いないってことはないだろうと。

僕も最初はそう思ってました。

もっと普通のタブレットを探していた僕としては、いったんは購入候補から除外。こんなクセのあるやつじゃなくてもっと普通のでいいんだよと。

しかし、カバーを必要としない壁掛けもできるキックスタンド、どう見ても高音質を約束してくれるスピーカー。Snapdragon870の高性能。

液晶はかなり光沢があって、表側を写真に撮ると反射していろいろ見えてしまうので裏側を撮りました

Yoga Tab 13のある生活をイメージすればするほど、「むしろこいつが正解なのでは?」という予感が確信へと近づいていきました。

そりゃあぶら下げてみるさ

最終的に、結局のところ、こいつが一番ハズレの可能性がない、一番間違いのないタブレットだと思い購入に至るのですが……その説明の前に……。

Yoga Tab 13とは

まず先に、簡単にYoga Tab 13がどんなものか紹介します。公式のページのリンクも貼っておきます。

https://www.lenovo.com/jp/ja/tablets/android-tablets/yoga-tablets-series/Lenovo-Yoga-Tab-13/p/WMD00000469

エンタメ特化タブレット

Snapdragon870のハイエンドSoCに加えて、13インチのIPS液晶に、JBLの高音質スピーカーを搭載。

タブレットならば、本来薄型化のために犠牲になりがちなスピーカーに対して物理的な大きさを確保する構造になってます。

見るからに豪華。サウンドバーみたい。これで、音がよくなかったら詐欺でしょう。

動画鑑賞・音楽鑑賞・ゲームなどに最適、どころか、それらの用途なら全タブレットの中でも最強クラスと言えるでしょう。

仕事? 生産性? 他をあたってくれ

一方、ビジネス用途という意味では、最近はやりの外付けキーボードとスタイラスペンで、PCライクに使えることを目指したタブレットには劣る部分があるでしょう。ウィンドウ表示ができるとか、ペン周りに気の利いた機能があるとかいうこともありません。機能的には普通のAndroidタブレットです。

誤解のないように言うと、全くビジネス用途に向かないということでもありません。高性能なので、Androidとしてできることは一通りなんでもできます。中途半端な性能のPCライクなタブレットより、Androidアプリを使って確実に仕事をこなしてくれそうなこいつの方が頼りになる場面も多いでしょう。

モバイルディスプレイになる

ビジネス用途ということだと、モバイルディスプレイになるという特徴を有しています。

ノートPCなどの外付けディスプレイになるということです。

苦手分野は、完全にサポートに徹しようという姿勢です。

モバイルディスプレイって必要? と思う人もいるかもしれませんが、二画面使えると作業のはかどりかたが全然違ってきます。1つだと資料を確認して、作業画面に戻って、また資料を確認して……と画面を何度も行ったり来たりしがちですから、その切り替えをしなくて済むようになるだけで、だいぶ違います。

タブレットにもいろいろありますが、ビジネス寄りか、エンタメ寄りか、バランス型かでいうと、Yoga Tab 13はエンタメの方に振り切れてます。なのに、モバイルディスプレイになることで案外バランスが取れているイメージです。

細かいことは苦手だけど、大雑把なことは大得意。それがYoga Tab 13です。

タブレットは2台あってもいいのでは?

Yoga Tab 13なんて、クセが強すぎる。もっと安くて使いやすいタブレットだってあるじゃないか。そもそも13インチなんて、気軽に外にも持ち出せないし……。

わかります。でも、Yoga Tab 13なら部屋で動画は快適に見られますよ。

iPadのOSの方が、Androidよりマルチタスク機能が充実しているよ。Androidタブレットという段階で、生産性じゃ期待できないね。

わかります。でもYoga Tab 13の方が動画は快適に見られます。

ペンの追従性はAppleペンシルの方がいいし、iPadにはペン周りに気の利いた機能もいっぱいあるよ。

わかります。でもYoga Tab 13は動画がすごく見やすいです。

僕だって「タブレットどれにする?」と聞かれることになれば「ビジネスもエンタメも、これ一台でなんでもできる」みたいなのがいいと思います。

でもそれは、タブレットを一台しか持ってはいけないというルールにおいてです。

タブレットって二台あってもいいと思うケースって結構あるはずです。

例えば、授業動画とかレクチャー動画を見ながら、タブレットのペンでノートを取りたい時。iPad的なもの一台でもマルチタスク機能を上手く使えば、動画を見ながらできるでしょう。でも、動画もノートも小さくなってしまいます。

Yoga Tab 13があれば、大きめの画面で動画を見ながら広々とノートが取れるじゃないですか。

例えば、タブレットでお絵かきをしたいとき。描き方の本とか、お手本を見ながら描きたいときもあります。

最近はお手本になる画像や書籍も電子の時代なので、一台しか持ってないと、ペイントソフトを広げたらお手本が開けないか、できても窮屈です。

タブレット2台あれば、どちらで描くとしても、ペイントソフトを画面いっぱいに広げて描くことができます。

モバイルディスプレイの説明の時も言いましたが、2画面あるとはかどり方が全然違ってくるんです。

つまり、もっといいタブレットがあると言われても、Yoga Tab 13を買わない理由にはならないんです。

タブレットを選ぶならiPadがいいよ、XiaomiPadがいいよ……。そうだね。じゃあ、それを買うとして、もう一台あったらよくない? そのもう一台がもしYoga Tab 13だったら最高じゃない? だって、ネットを見るとか、動画を見るとか、ゲームをするとか、タブレットに一番求められることを一番いい感じでやってくれるんだよと。

「あれもできるよ、これもできるよ」といろいろ素敵っぽい機能の付いたタブレットを買っても、実際にはあまり使わず、使うのはネット閲覧や動画鑑賞やゲームばかり、ということにもなりがちです。

Yoga Tab 13はそこの部分こそが強いんです。「一番間違いのないタブレット」だと思った理由はそこです。

僕には、タブレットをなるべく早く手に入れたい事情もあったので、とりあえず先にYoga Tab 13を買いました。

そして、しばらくメインで使います。

のちのち、重すぎるとか、生産性に欠けるなどの不満があれば、もう一台買い足せばいいんです。

そのとき、たとえばWindowsタブレットかChromebookタブレットを買っておけばYogaTab13をモバイルディスプレイとして使えるようになります。役割が違うから、お互いの領域を侵すことなく、2台あっても無駄にならない。むしろ互いに補い合えます。

結果的にコスパ最強になる

「2台あるといいのはわかった。でも、高くないか?」

と思うかもしれません。しかし、長く使うことで、年間コストは下がります。

Lenovoもそこを考えているのか、実際、他のタブレットと比較しても、Yoga Tab 13には長く使える要素が多いように思います。

大画面・高音質の魅力はすたれない

高性能だから長く使えるということもありますが、たとえ、OSやSnapdragon870が古くさいものになったとしても、大画面や高音質で映像が楽しめるという価値はすたれないと思うのです。

「タブレット」というより、Androidを搭載した液晶テレビであり、オーディオであり……。なんかそういう総合インタラクティブメディアマシーンみたいなやつだと思うんです。

画面はIPS液晶です。できるだけ長く使いたいと考えている僕としては、下手に有機ELとかにしないでくれてよかったと思っています。やっぱりLenovoも長期使用を見越して製品を作ったのかもしれません。

もちろん、モバイルディスプレイ機能も古くはならないしょう。

据え置きで使うのもあり

長く使おうとしたとき、一番の問題はバッテリーかと思います。

Yoga Tab 13は物理的に大きいだけあって、バッテリーも大容量10000mAh。リチウムイオンポリマーバッテリーなので耐久性もありそうです。普通に使っても、それなりにはいけそうです。

それでもバッテリーへたってきたかなと思ったら、動画・メディア再生機として、充電器につないだまま置いて、同じ場所に据え置きで使っても十分魅力的です。AmazonのEcho Showみたいな感覚で使ってもいいのかもしれません。

キッチンのテーブルとかに置いてパンでもかじりながら、いつものサイトをチェックしたり、ニュース動画でもチェックしたり、アニメ動画見たり。もちろんその際も、高速、高画質、高音質が損なわれることはないわけです(たぶん)。

ずっと電源につないだままタブレットを使うのはひょっとして危険なのかな? とも思うんですが、上手く制御してくれることを祈ります。おかしくなるまで、使えるだけ使ってみようと思ってます。

ちょっと重めの作業をこれに請け負わせることで、他のスマホやタブレットの寿命を延ばすことにもなりそうですし。

僕としては、8年くらいは使いたい。8万円くらいで買ってるから、1年あたり1万円。

コスパがいいと散々言われているiPad無印も、3年程度で買い換えが必要になるでしょう。4万円を3年で1年当たり1万3千円くらい? iPadなら下取りもあるみたいなことを考慮しても互角以上のコスパ。しかも、タブレットに最も期待される動画再生などのエンタメ要素において、iPad以上のクオリティを発揮するんですよ。横置きだと片側スピーカーからしか音の出ないiPadを2回買い換えるよりなんかおトクな気がします。

8年後、スマートフォンやもう一台のタブレットを2~3回買い換えても、Yoga Tab 13はまだ現役でプレイしているという未来が見える気がします。

そうなって振り返ったとき「こいつ結果的にコスパ最高だったな」と思うような気がします。

実際に長く使えるかどうかは、もっと時間が経ってみないとわかりません。Yoga Tab 13よりも中井佑陽.comを長く続けて、ここでYoga Tab 13の最期の時を報告できるように頑張ります。

おわりに

今回の記事は、そう考えて買いましたという報告でした。使ってみての感想、レビューなどは、また近いうちに書こうと思います。

Yoga Tab 13を液晶ペンタブレットとして使う

実際使ってみてもかなりいいです。満足感はかなりあります。

中井佑陽のデスク。真ん中にあるのがYoga Tab 13

まあ、いろいろ語りましたが、このくらいのことを自分に言い聞かせないと、僕は高い買い物ができないくらい貧乏なのです。自分をここまでの口車に乗せて、ようやく買うことができたというのが実際のところです。

「気になっているけど、高いし……誰かに背中を押してほしい」と思っている人はぜひ同じ口車に乗ってみて下さい。「コスパ最高じゃん」と。初期投資費用はちょっと高いけど、それ以上のリターンはきっとあります。自信を持っておすすめできると、今の段階では思ってます。

僕がYoga Tab 13を買った理由は他にもあって、来年、引っ越しをする予定があるのですが、二部屋あるところにしようと思っているので、デスクトップパソコンのない方の部屋でも楽しめるようにって感じです。今はワンルームなのでデスクトップパソコン一台が部屋を支配していますが、パソコンもテレビもない寝室が増えるので、そこで活躍してほしいと思ってます。

カウンターキッチンがあればそこに置いて食事を取りながらの動画鑑賞にも使えそうだし、本当に、いろいろな使い方ができそうな製品です。

まあ、どのような暮らしをするにしても、こいつがいるといないとじゃ生活の質がずいぶん変わってくるというのは確かだと感じています。

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