人生において、こうと決めていることが僕にはいくつかあります。
そのうちの一つが「車を持たない」ことです。
お金がかかる
まず、車を持つとお金がかかるでしょう?
自動車本体の値段が数10万~数100万。
それに加えて、税金、保険、駐車場、ガソリン、カー用品、車検、高速道路、洗車、修理、罰金、慰謝料、運転代行、痛車デコレーション、カギの110番、お祓い、車上荒らし被害、廃棄費用など。
これらを合わせると、僕の人生二回分くらいのお金が飛んでいきます。とにかく額がでかい。なのに、車を買うことで得られるものはデメリットばかり。
それだったら、そのお金で、僕の人生をもう一回増やした方が得です。
いろいろ面倒くさい
車を持つことのデメリットを挙げていきましょう。
守るべき細かい交通ルールの数々を覚えなければならない。面倒ですね。
駐車する場所を探さないといけない。間違ったところに停めると、「邪魔なんだよ! そんなところに停めるな!」と怒られます。面倒ですね。
石を持った人が走ってきてフロントガラスを殴ってきます。面倒ですね。
あと、どういうわけか、車の所有者って、大抵ちょっとでも傷が付くとぷんすか怒るし。「傷つけるなよ」みたいな緊張感を人に強いるのが面倒。あんなデカいものが外を走っていれば傷が付くことくらいあるだろと思うんですけどね。そんなに傷付くのがイヤならウレタンでも巻き付ければいいのに。
ほんと、車、面倒くさいという感覚しかないです。
事故のリスク
次のデメリットは事故のリスクです。
命に関わる問題です。交通事故で多くの命が失われています。
死んだらおしまいですから、なるべく死のリスクは避けた方がいいです。
自分が車に乗らなければ、死亡するほどの事故に直面する可能性はだいぶ減ります。被害者になるリスクも、加害者になるリスクも減らせます。
健康
次のデメリット。歩かなくなるでしょう?
体動かした方がいいと思います。
車が無ければ、歩く機会が増えます。自転車でもいい。
遠い所だって、電車を使えば、大抵どこでも行けるのだから、電車で移動すればいいのです。
メリットを検討する
お金がかかる、不健康、危険。車を所有することに、このデメリットを乗り越えるほどのメリットがあるのか検討しましょう。
運転が楽しい
ドライブが趣味という人もいるように、車に乗ること自体が楽しいじゃないかという意見。
でも、それを言えば、歩くのも、電車も楽しいです。これは、気の持ちようです。
「かっこいい車に乗りたいぜ」「自慢したいぜ」みたいな欲も、僕には無いけど、ある人にはあるようです。僕に言わせれば、それも気の持ちようです。理性で考えて、デメリットが大きいと思うなら、理性で乗り越えるべきなのです。自慢したいなら、車じゃなくてもいいんじゃないですか? って感じです。
移動時間の短縮
目的地に早く着ける。
まあ、これは確かにありますね。環境によっては必要性が高いということもあるでしょう。僕にも理解できる理由があるとしたらこれですね。
ただ、移動時間が楽しければ、移動時間が長くてもいいじゃないですか。可能なら歩いて行きます。その分早く家を出て、好きなラジオを聴きながらたくさん歩いたら楽しいですよ。
物が運べる
車を持つ最大級のメリットである「物が運べる」も、今の時代、「配達してもらえばいい」という一言で簡単に乗り越えられます。
もちろん、配達の方も大変なので、なるべく回数が少なくなるように、きちんと受け取れるようにという配慮は大切ですね。
まとめ
自分が移動したいなら、徒歩+電車。物を運びたいなら配達。
それで事足りるし、安全面でも健康面でも、理にかなっています。
車を持つことの、メリット、デメリットで天秤にかけたとき、どう考えても、デメリットの比重が圧倒的に大きいような気がするのです。
職場へ行くのに車が必要というのもわかるんですが、僕としては、車がなくてもいける職場を選ぶ、もしくは、車が必要な職場なら職を変えてでも、車に乗らないことを選びたいくらい車を持ちたくないです。
その代わり、自分の足でたくさん歩いて、ゆっくり景色を楽しみながら、人生の旅を楽しみたいと思います。