noteで『三刀流修行~中井佑陽インタビュー~』を連載中

AmazonでJUXLampっていう光目覚ましを買った話

光で起こしてくれる目覚まし時計というのがあります。

目覚まし時計と言えば、大音量で「フンガー! ハ! フンガー! ハ! ウーーハ! ウーーハ!」と男達の威勢のいいハカの声がスピーカーから流れてくる物が主流ですが「人の体というものを考えた時、音ではなく光で起きた方がより自然で、健康的な目覚めが期待できますよ」ということが言われるようになり、昨今、光目覚ましに光が当てられるようになりました。

そこでAmazonでこういうのを買いました。 JUXLamp PSP-01というやつです。

経緯

もともと光目覚ましには興味があり、さかのぼること5年前、光目覚ましを1回購入したんです。しばらくそれを使っていたんですけど、(その時のブログhttps://nakaiyuhi.blogspot.com/2016/03/blog-post.html)あまり効果が得られていないというか……、効果がわからないというか……やはり相変わらず早起きはちょっと苦手で……。

ちまたには「inti(インティ)」という2万ルクスの光が出る高級な光目覚ましがあり、気になっていたんです。それによると、朝日のような強い光が重要で、他社の光目覚ましの光量では十分ではないですよと……。

前に買ったその光目覚ましが何ルクスくらいで光るのか、よくわかりませんが、せいぜい数千ルクスくらいでしょう。これではちょっと光が弱いんじゃないか、ルクスが足りないんじゃないかと。intiのように、もっと強い光の目覚ましを買えば、ルクスさえあれば、もっとすっきり起きられるのではないだろうかと思うようになりました。

2万ルクス。そのくらいの強い光じゃないと、あまり意味がないんじゃないか。2万ルクスくらいのまぶしい光があって初めて、光目覚ましは効果を発揮するんじゃないだろうか。そんな気がしていたんです。その思いは徐々に強まり、今の俺に足りないのはルクスに違いないと思うまでに至りました。

ルクス不足を解消するために 「inti」 を買うべきか……。ただ、その「inti」ってやつは、2万円以上するんです。3万円近くする。それを買ったからといって、これまで以上にすっきり起きられるようになるという保証はないんです。

賭に出るには、その値段は高いんです。高すぎるんです。

でも試してみたいという気持ちはある。そんな折、見かけたのが、JUXLampというやつ。5千円台で買えるのに、2万ルクスの高出力! 安い! これなら買える! 2万ルクスのパワーを試すにはうってつけでした。

よし使ってみよう

買ってみました。

説明書もついていて、読みながらセッティングしてみました。

説明書

設定した時間になると、光り始め徐々に明るくなる仕組みです。セットした時間の30分前から光り始めるとかではなく、セットした時間から光り始めます。

光は40段階で調整でき、0から始まって、最大40までの範囲で、設定した明るさまで強まっていく感じです。40だと明るすぎて不快なら、20とか30くらいで止めることもできるというわけです。

自然音みたいなのが多数収録されていて、鳥の声とか、波などの音を、光と同時に鳴らすこともできるのですが、スピーカーがよくないのか、お世辞にも綺麗な音とはいえず、光だけにしました。

一回セットすれば、何もしなくても、毎日同じ時間に光って30分経つと消えるという動きを繰り返します。毎日同じ時間に起きてリズムを作りたいなら、一度だけセットして放置するだけでオーケーなので、取り扱いは楽です。

逆に、起きる時間を頻繁に変えたい場合、サイドのボタンを何度も押してセットする必要があるので、ちょっと面倒です。

ネジか何かで壁に掛けることもできますが、スタンドで立てて使うことにしました。

正面からみたところ
横から見たところ

プラスチックのスタンドでちょいと立てるだけなので、ちょっと手とか足とか頭のツノがあたるとすぐに……

パタ。

こっち方向にパタッと倒れます。ちょっとあたっただけで倒れるので、すごく頻繁に倒れます。「ごめんね。大丈夫?」と声をかけながら起こしてあげましょう。

2万ルクスの効果は?

2万ルクスを発するというこの目覚ましを使うようになり、毎日スッキリ、気持ちよく目覚めているかと言うと……。そうでもないです。

光は本当に強いです。まぶしいくらいよく光ります。枕元に神が現れたのかと勘違いするくらいです。これだけ光れば十分でしょう。

それでも、眠いときは眠いです。

起きられる日は起きられるんですが、睡眠のリズムが崩れると、これでもかと激しく光って朝を知らせるこいつに、「わかったわかった、もう起きたよ。起きた起きた」と言いながら、いつのまにか意識を失い、「は、いつの間にか眠ってしまっていた……いかんいかん。参った……もうこんな時間だ」と思いながら再び意識を失うというのを何度か繰り返してから起きるような日々になります。

よく考えると、例えば、学生時代。夏休み。太陽がてっぺん近くにのぼり、燦々と部屋に強烈な光が降り注いでいるにも関わらず、僕は寝ていました。

光によって覚醒が促されるというのは、本当なんだろうとは思いますが、光さえ浴びれば人は必ず眠気が消し飛ぶというわけではありません。そうだったとしたら、照明設備の発達した現代において、人は24時間起き続けることになってしまいます。

人は、強い光の中でも眠れるのです。

結論

2万ルクスの光目覚ましを手に入れたとて、早起きが得意になるということはありませんでした。

(intiを買っても同じような結果になる可能性が高いので、買わなくてよかったと思っていますが、使ったことがないので、はっきりとしたことは言えません)

まあ、朝は眠いですし、起きようというモチベーションが湧かない日は、どんな強い光も無視して背を向けて眠る力が人にはあるんだということを思い知ります。

効果がないということではありません。起きようとする気持ちがあれば、それをきっとサポートしてくれます。光目覚ましの宣伝文句にあるような、光でメラトニンがどうこうという科学的な説明も本当だろうし、音の目覚ましより心地よく寝起きをサポートしてくれるのは間違いないでしょう。ただ、魔法のアイテムではないということです。

「光目覚ましさえあれば毎日スッキリ起きられる」などと過度の期待はせず、しっかりした肉体的なケアや、メンタルのケア、ぐっすり眠るための睡眠習慣などの方が大事ということでしょう。

光目覚まし一台でどうにかなるほど早起きは甘くないですが、いろいろな睡眠習慣の改善や寝起き対策の一つとしての導入はおすすめしたいです。

これからも使い方を研究したりしながら使っていこうと思います。

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